クレジットカードの一種に「ゴールドカード」がありますが、全カードの約20%がゴールドカードになっています。ゴールドカードの主な特徴は、「ステータスが高い」ことと、「年会費が高い」ことです。
ステータスが高いということは、簡単に言うと、セレブに見られるということです。一般カードを使っている人のアンケートでは、50%以上の人がゴールドカード所有者に対して、「裕福」、「社会的地位が高い」、「事業家」という目で見ています。
年会費に関しては、最近は数千円の低価格のものも出ていますが、一般的には1万円を超えるのが一般的です。当然、高額な年会費を取る分サービスの幅が広くなっています。
ただ、そのサービスの中身は、「海外旅行用高額補償保険の付帯」、「空港ラウンジの無料利用」、「手荷物無料宅配サービス」など、海外旅行に関係するものが多くなっています。
そして、ゴールドカードとはいえ、普段の買い物やサービスの利用に対する利便性は、一般カードとさしたる違いがありません。
従って、ステータス性を求めない人にとっては、海外によく行くビジネスマンや外交官などを除けば、対費用効果という点で見ると、ゴールドカードに大したメリットはありません。